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【投資本】スリッパの法則

お勧めの投資本
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こんにちは、せみけんです。

2016年9月の相場がスタートしました。市場は堅調継続で、じり高からいよいよ日経平均17,000円も見えてきました。

 

ドル円は、雇用統計後に1ドル=104円まで円安が進みましたが、今後どうなりますでしょうか。ちなみに2016年2月12日に暴落があったことは記憶に新しいですが、この時、1ドル何円だったかご記憶の方はどれくらいいるでしょうか。

 

2016年2月12日の為替相場は、1ドル=111円~113円で、前日2月11日に一時110円台をつけました。そして、日経平均の方は、14,000円台と暴落してました。

 

2016年9月2日 ドル円 103円~104円  日経平均 16,000円~17,000円

2016年2月12日 ドル円 111円~113円  日経平均 14,000円~15,000円

 

円高でも株価は持ちこたえているのが良くわかりますが、日銀の緩和が無ければ、2,000円ぐらい日経平均は下がりそうです。

 

こういった日経平均の動きをみても、日本株全体に投資するのはあまり得ではなく、やはり個別で割安だと思える株に投資するしかないですね。

 

今日は、本棚の整理をしていて目についた本のご紹介。

ひふみ投信の藤野氏が書いた本です。

 

1.目次

2.ホームページで社長の顔写真が載っていない会社への投資は注意

3.ビジネスモデルの分析に時間をかけろ

 

1.目次

序章 ファンドマネジャーだからわかる会社の真の姿
第1章 社長の性格や人格で決まる会社の運命
第2章 要注意! 会社を滅ぼす危ない社長
第3章 ダメな会社、こんなところに落とし穴
第4章 よい会社と悪い会社の分かれ道
第5章 常識にとらわれると判断を間違える

 

この本は、ファンドマネージャーの視点で書かれているため、一般の投資家には向かない法則も多数あります。例えば、受付嬢が美人の会社は問題があるなど、一般の投資家には知り得ない情報もあり、こういった内容は参考程度にします。ただ、藤野氏が何に反応しているかのか、どういった視点で物事を考えるかは参考になります。

 

2.ホームページで社長の顔写真が載っていない会社への投資は注意

ホームページには、「ご挨拶」といった形で代表取締役が、会社の紹介をしているページが大抵あります。意外と大手の会社でも(大手の会社だからこそ)社長の顔写真が載ってないことも多々あります。

 

当然、企業は人が動かしているので、社長の顔は載っているべきだと思いますし、投資するなら顔は見ておきたいと思います。

 

一番ありがたいのは、社長の顔写真だけでなく、決算説明会のような動画を載せている会社はありがたいです。

 

決算説明会の動画は、社長と会社を評価するのに非常に役に立ちます。先行きに自信がない社長は、どことなくしゃべり方も弱々しかったり、落ち着きがないといった感じが見受けられたりします。

 

逆に、見通しが明るいと自信満々というのが見受けられます。1年前と直近の動画を見比べて、前期は好調だったけど、今期は見通しが暗いなと感じることができたり、かなり役にたつので、ぜひ企業には積極的に動画を公開してほしいです。

 

3.ビジネスモデルの分析に時間をかけろ

①PL(損益計算書)⇒②BS(貸借対照表)⇒③キャッシュフロー⇒④ビジネスモデル

 

だいたい決算書を読むときは、①から③へと流して読むと思いますが、藤野氏は④が一番大事で、③⇒②⇒①という順番に時間をかけて分析をした方がいいと言っています。

 

ポーターの5 Forcesでざっくりその会社のビジネスモデルの強みがどこにあるのかを考えるようにしています。

 

①新規参入業者

②競争業者

③代替品

④供給業者(売り手)

⑤買い手

 

「儲け」の源泉はどこにあるのか、そしてその儲けている状態は続くのかということを意識しています。

 

業界自体がまずは儲かりやすい業界なのか、そして投資先がどんなビジネスモデルで優れているのかを考えてみます。例えば、通信業界だと大手3社はずっと儲けている状態が続いていますが、規制産業であり①新規参入②競争業者が少なく(この前ご紹介したFreetelが頑張っていますが)、今のところ③の代替品も考えづらいです。通信業は、各国外資に算入させたくない産業でもあるので、非常に収益がでやすい構造になっており、3社とも好調継続してますね。

 

決算書の方は、PL、BS、CFの順にみているのですが、CFが大事だということは納得できます。PLはどうしても注目されますが、利益についてはある程度コントロールできるのも事実なので、キャッシュが回っているかを一番に考えた方がよいですね。

 

利益が順調にでている会社があっても実態は売掛金が多いなど、質の悪い利益だったりするわけです。一方、デリバティブの評価損などPLでは利益のマイナスに働くものの、キャッシュフローには影響していないことも良くあり、一時的な減益は投資のチャンスだったりもします。

(デリバティブに関しては、注意が必要です。今はさすがに減っていると思いますが、ゼロコストオプションのように、相場が大きく動くと大損失をもたらすものもあります。)

 

ビジネスモデルが良い(個人的にはキャッシュが長期に亘って手元に残りやすいビジネス)企業だと、営業CF-投資CFのフリーキャッシュフローが大きくプラスになってます。余ったお金を積極的に株主還元してくれている会社が投資したい会社ですね。

 

藤野氏の考え方は、個人投資家にも参考になるものが多いです。本棚整理していたら藤野氏の本が5冊も出てきました。文庫版は読みやすいのでお勧めです。それでは良い週末を!

 

スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫)

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