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NISAに長期積立枠 20年ではなく恒久化にできないのか

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こんにちは、せみけんです。

 

オリンピックやっぱり見入っちゃいますね。これだけ日本人の活躍があると東京オリンピックも現地で見たくなってきましたね。

 

今日のお題はNISAについてです。

 

1.日本のNISAが変わる?

2.本家イギリスのISAは?

 

 

 

1.日本のNISAが変わる?

 

日本経済新聞 2016年8月18日 朝刊にこんな記事がありました。

 

 

NISAに長期積立枠 政府、非課税20年軸に調整

 

政府は利用が伸び悩んでいる少額投資非課税制度(NISA)をテコ入れする。毎月少額を積み立てたい人のために新たな枠を設ける調整に入った。

 

投資上限を現在の年120万円の半分以下に抑える代わりに売却益や配当に税金がかからない期間を現行の5年から大幅に延ばす方向だ。制度の使い勝手を良くして利用者の裾野を広げる。

 (引用元:日本経済新聞 2016年8月18日 朝刊)

 

 

現行の半分の年60万円以下の投資について、非課税期間を20年前後に延ばす枠をつくる方向とのことですが、現行とは併用できない等、相変わらず欠陥が多そうな仕組みです。

 

非課税期間5年で120万円、もしくは非課税期間20年で60万円とどちらかを選ばせることになるのですが、タダでさえ、投資について「怪しい」「ギャンブル」「損しそう」といった考えをもっている人が多いのに、またややこしくしてどうするんでしょう。

 

日銀の金融緩和とか力技は、もう諦めて、長期的に全員参加型の仕組みを作るしかないと思うんですが、利害関係を調整するとこんな意味不明の政策になるんでしょうか。

 

単純に120万円を恒久的に投資できるようにしたら、参加しやすいと思うんですがそうなってほしいものです。今の20代、30代で月々の貯蓄についてどうするかを聞くと、大抵は貯金と答えます。「なぜ投資をしないのか」と聞いても、「損しそう」、「難しそう」といった答えが多いのですが、積立投資の簡単さを教えてもやってみたいという人は少ないですね。

 

人に投資について教えることもあるんですが、現行のNISAだと使った方がいいと言い切れない部分もあり、ぜひ恒久的な制度にして欲しいものです。

 

 

2.本家イギリスのISAは?

 

イギリスのISAも1999年導入当初は、10年の時限制度でした。それが導入7年後に恒久化として使える制度となりました。

 

イギリスと日本の相違点は大きく3つあります。

 

①NISAは非課税期間が5年。一方のイギリスISAは期限なし(恒久的な制度)
②NISAの制度が2023年(申込は2023年 運用は2028年)までの期間限定の施策
③NISAは分配金の再投資は不可、イギリスISAは再投資も非課税

 

③分配金の再投資も非課税となっているイギリスは長期投資向きです。日本のNISAは再投資できないため、そもそも長期的な運用を前提としていません。

 

イギリスでは、17年経過(2016年比較)していますが、現在の運用総額は20兆円を超えた規模となっているようです。ちなみに日本は、7兆円を超えた水準と感想としてはたった3年程度のわりにかなり積みあがっており、これは調べてみて意外な印象。

 

ただし気になるのは若い人が使っていないということ。

 

20代、30代は合計でも10%程度で、金額にして8000億円ちょっと。本当はこういった年金に不安がある世代がもっと使える仕組み(恒久的な制度)が必要だと思います。

 

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引用元:金融庁HP http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20160708-1.html )

 

特に、20代、30代は、仕事に時間を割くため、投資について学ぶ時間がある人は少なく、結婚、子育て、家のローンにも追われながら、気づいたらやっぱりお金がないということになりかねません。

 

仮に60万円/年間が、NISAで老後まで運用できる制度があったとします。

 

運用期間 30歳~70歳

年間投資額 60万円(月額 5万円)

期待リターン 5%/年率

 

これだと40年でいくらに増えているでしょうか。月額5万円の投資は、それなりに小さくはないのですが、非現実的な金額でもないと思います。

 

またボーナスも考慮に入れていないので、考慮すれば積立額は大きくなるのですが、どういった結果になるでしょう。

 

答えは、7,600万円です。複利の力はやっぱりすごいですね。

 

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(引用元:http://emaxis.muam.jp/btmu/index.html

 

ちなみに、インフレ考慮していませんので、実際の価値は少なくなっている可能性がありますが、これが非課税で返ってくるとそのまま、7600万円使えます。これがNISAの醍醐味だと思うんですがね。

 

 

20%課税なら、1500万円以上が税金でもっていかれるので、結構大きいです。

 

低インフレの中、虫がちょっといいですが、一応、想定リターンが7%の例も張っておきます。ジェレミーシーゲルの名著を読むと、株はインフレ考慮後7%のリターンをもたらしているとあるので、7%も非現実的ではないのですが、こんな結果になりました。

 

1億3000万円を超えました。ちょっと信じられないかもしれませんが、これが株式投資です。歴史的に7%のリターンがあったからといって、今後どうなるかはわかりませんし、個人的にもインフレ率は今後上がらないと思うので7%は少し難しい気もしていますが、それでも株式投資は基本的に右肩上がりで伸びていきます。

 

 

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(引用元:http://emaxis.muam.jp/btmu/index.html

 

 

日銀の追加緩和や無駄な財政政策ではなく、こういった恒久的なNISAの枠組みとなることを期待しています。現役で働いている世代が仕事に集中できて、老後も安心して投資できる制度になってほしいものですね!

 

 

私はインデックス投資は人に勧めるために、ごく一部だけやっています。(私は個別株投資ですが、やってないものを勧めるのはどうかと思っているからです。)投資はするべきで、少なくとも少額のインデックス投資は始めた方が良いと考えています。その根拠となる教科書がこちら。

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