シトロンリサーチのサイバーダイン(7779)のレポートを読んで

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こんにちは、せみけんです。

 

相場は引き続き難しい展開。保有株の中では、ウェルネット(2428)が厳しい展開です。本当はもう少し下げれば買い増しする予定なんですが、どうしものか。PCデポも日本管理センターも非常に高収益上げ続けていますが、地合いと材料で下げがきつい感じ。

 

サイバーダインに関して、シトロンリサーチからレポートが出ていました。本日のお題です。

 

1.レポート内容について

2.不適切な箇所

 

 

1.レポート内容について

 

今回ターゲットとなったのは、サイバーダイン(7779)です。個人投資家にも人気株で、2014年上場から基本的には右肩上がりのチャートを書いて上昇してきました。

 

マザーズ時価総額ランキング(2016年8月16日現在)で確認しても、第3位です。第4位のヘリオスと比較しても3倍以上時価総額が大きいので、人気ぶりが分かるかと思います。

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シトロンのレポートはこちら。

http://www.citronresearch.com/wp-content/uploads/2016/08/cyberdyne-final_a-Japanese.pdf

 

日本語の翻訳が今一つというか、意味の分からない単語が多く読みづらいです。主張としては、サイバーダインの株価は異常に高く、売り推奨とのこと。

 

2016年8月16日の終値 1,935円(前日比 -142円)ですが、目標株価300円と考えているようです。

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(引用元:シトロンリサーチ 2016年8月15日 サイバーダインレポート)

 

赤字の企業であり、株価を評価するのは難しいのですが、2600億円以上に時価総額に対して2016年3月期売上12億円、研究開発費10億円というのは期待先行であるのは事実でしょう。

 

HALを中心としたサイバーダインの技術がいくらの価値があるかでしょう。このレポートでも述べられていますが、大手企業や海外企業を凌駕するほどの技術であれば、数千億でもおかしくないと私は考えるので、その評価次第です。

 

こういった技術は携わっている人でも評価は難しいですし、売上の200倍の時価総額が付いていること自体は一般的には割高と言わざるを得ません。ただ、世界に2つと無い技術であればこの時価総額も許容されますが、このシトロンはそう見てないということ。

(イチ投資家の私としては、現在赤字でも、大化けする可能性がある銘柄には投資することはなく、利益が出ていない時点で、投資対象とはしません。)

 

 

シトロンは、有名な空売り屋ですが、その調査力はしっかりとしたものがあります。3Dシステムズの収益性に疑問を投げかけるなど、実績を積み重ねてます。影響力が大きく、アメリカでも問題となっていると三菱UFJモルガンの藤戸さんも2015年のレポートに書いています。

http://www.sc.mufg.jp/report/fj_report/pdf/fj20151027.pdf

 

 

 

2.不適切な箇所

レポートの内容自体は理解できますし、シトロンもこのレポートを公表することで売りによる利益を得るのでしょう。

 

ただ、前後関係もつながっていないような箇所に以下のような記載があります。

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(引用元:シトロンリサーチ 2016年8月15日 サイバーダインレポート)

 

シトロンが空売り屋で名を上げていても、このように中傷するのはどうなんでしょうか。言葉も不適切ですし、意図がわからない内容です。(※お食事中の方、すみません。)

 

Sh〇t的な意図なのかもしれませんが、そうだとしても意味がわかりません。勿論故意だと思いますが、日本語版が翻訳版で誤植かと思い原文の方を確認してみました。

 

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やっぱり入っている。。空売り屋は、稼げればいいのかもしれませんが、サイバーダインにそこまで言う必要があるのでしょうか。

 

サイバーダインが割高か割安かは株価の話ですが、社会を良くしようという企業であるのは間違いないです。企業は、社会を良くしようと努力しているのに、こんな乱暴な書き方はやり口があまりにも稚拙な気がします。以下は、サイバーダインHPのメッセージから引用です。

「夢」や「情熱」は大切ですが、「人を想いやる心」は更に大切なこと。

 

人や社会を想う心があれば、未来を見据えて人や社会のために何をなすべきかを自ら発想し行動できる・・・ それがサイバーダインという会社です。

 

「サイバニクス:人・ロボット・情報系の融合複合技術」を駆使して、「人に寄り添う革新的テクノロジー」の研究開発から社会実装に至るまで、社会が直面する課題を解決し、その解決法を基に新産業を創出する。

 

その結果、その開拓過程を経験する新たな開拓者たちがここから生まれる ・・・ それが私たちの「未来開拓への挑戦」です。(サイバーダイン ホームページ メッセージより)

 

アメリカの会社はこういった倫理面は比較的うるさい印象があったのですが、これも相手の戦略なんでしょうか。こういう書き方をすることで煽っているのかもしれませんね。

 

ヘッジファンドも収益を上げるためには必死で、あの手この手できます。グラウカスもそうでしたが、こういった良くも悪くもインパクトのある空売り屋は今後増えそうですね。

 

 

伊藤忠のグラウカスの記事の時も張りましたが、空売り屋について書かれた黒木氏の小説はお勧めです。カラ売り屋とその続編のコストカッターお勧めです。

 

  

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