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【投資本】株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド ジェレミーシーゲル著

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こんにちは、せみけんです。

 

本記事が100記事で、いつの間にか100を達成していました。

何事も続けるのは楽しいものですし、いろんな方のブログを見て勉強しています。

 

今日は投資本の紹介です。ジェレミーシーゲルの有名な投資本で一度目を通しておいたほうが良いかと思います。

 

投資に興味ある人けど、何から始めたらいいか分からないという人には、インデックス投資を勧めています。そして何故インデックス投資が良いのかが徹底的に調べられたデータと共にこの本で述べられています。

 

 この中でもお勧めしている本ですが、もう一度読み直したので、ご紹介したいと思います。

 

 

表紙の裏に、こんな言葉が書いてあります。

私は、2つのことを念頭に置いて本書を執筆した。1つは、過去200年間における主要な金融資産の利回りを記録すること。

 

もう1つは、長期投資の利回りを最大化する戦略を提供することである。研究の結果、長期投資では、あらゆる金融資産の中で、間違いなく株式の利回りが最も高く、購買力を考慮した場合には、債券の利回りよりもはるかに確実で予想しやすいということが明らかになった。

 

分散投資が、いまだに私が支持する投資手法のメインテーマである。分散投資の原則を守らなかった数多くの投資家が、ITバブル崩壊によるハイテク銘柄の暴落やエンロンの破綻で最も被害を受けた

 

特定の銘柄やセクターの株価が突出して上昇した場合などは、分散投資のポートフォリオを維持するのは容易ではないが、それでも分散投資の原則を守り通した者だけが長期投資の勝者になれるのである。

200年のデータをもとに、分散投資が有効なことを語っています。目次だけは記しますが、400ページに亘る超大作です。

 

目次からお勧めの箇所をピックアップしています。

 

第1部 株式投資の歴史的評価

第1章 1802年以降の株式、債券の投資利回り
誰でも金持ちになれる
1802年以降の資本市場の利回り
債券利回りの歴史
金と商品価格
実質トータルリターン
投資利回りとは何か
確定利付き資産の実質利回り
確定利付き資産の利回りの低下
株式プレミアム
諸外国の投資利回り
結論
補足1:1802~1871年の株式市場
補足2:算術平均と複利の利回り

 

 

ここでは、リターンについてデータと共に述べられています。

1926年~2001年の75年間で、リターンが以下の通りとあります。

アメリカ 7%

ドイツ 6.44%

英国 6.01%

日本 2.93%

 

バブル崩壊があった日本でも2.93%もリターンがあり、アメリカは7%のリターンです。これは実質リターンであり、インフレ考慮後です。

 

アメリカについては、過去200年で約7%のリターンがあるということも記述があります。インフレが3%なので名目上は約10%のリターンとなっているようです。

 

株式投資の未来がどうなるかはわかりませんが、将来も7%で成長することができるのであれば、72の法則から約10年で倍、20年で4倍となります。

 

30歳で100万円だけで株式投資を始める人がいるとします。

恐らく、今30歳の人は、医療の進歩で100歳まで優に生きると私は思っていますので、100歳までどのくらい増えるかを考えてみましょう。

 

70年間、7%のリターンで株式投資した表は以下の通りです。

 

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7%の複利で運用すると70年後には、1億円を超えます。100万円だけでもこのパフォーマンスなので、1,000万円なら、10億円ですね。

 

 

では、さきほど75年間の日本株のパフォーマンスが3%とありましたが、3%で運用するといくらになるでしょうか。

 

 

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急に寂しいデータになりましたね。70年後に792万円と約8倍になってしまいました。過去がそうだからといって、将来どうなるかはわかりません。

 

筆者もこれは、資本主義が続くことが前提でだと言っています。資本主義が続く以上は、将来も「市場全体」をみれば、上昇していくことは想像しやすいと思います。

 

 

個別銘柄に投資するとリスクもリターンもぶれますが、インデックス投資を推奨している理由は、このデータに基づいています。

 

 

 

 

第2章 リスク、リターン、資産配分


保有期間とリスク
投資家の保有期間
株価のピークで投資を始めた場合の利回り
標準的なリスクの測定方法
株式と債券の利回りの相関
効率的フロンティア
望ましい資産配分
物価連動国債
結論

 

債券より株式の方がリターンが良いことをデータで示しています。ただ、2016年現在は、債券のリターンは非常に低く、CAPMで考えると株式のリターンも少し小さくみた方がいいかもしれません。

 

現金でおいておくよりは、債券での投資も良いとは思いますが、30代、40代、50代ぐらいまでは株式にかなり比重を置く戦略が良いと思っています。

 

アメリカの金融雑誌には、資産の110%まで株式投資しましょうと書いてあったりします。100万しかなくても110万円分投資しましょうということです。長期的に期待リターンが高いため、このように勧めているのだと思います。本書でも、リスク容認派は、30年投資するのであれば、株式に114.9%投資しましょうと書いてありますね。

 

私もここまで極端に投資を勧めませんが、過去のデータでは長期的には報われる可能性が高いとは思っています。ただし、日本市場ではなく、あくまで世界市場(もしくはアメリカ市場)に投資した場合です。

 

 

 

 

第3章 株式指数


平均株価
ダウ平均
ダウ平均の算出方法
時価総額加重平均指数
企業規模の世界ランキング
S&P500指数の変遷
指数の利回りの偏向
補足:ダウ平均の当初構成銘柄12社のその後

 

平均株価について書かれています。日経平均も相当偏りがある指数ですが、知識として知っておいた方がいいと思います。

 

日経平均についても一度手計算してみました。その記事が以下の通りですが、寄与度は大きく異なるので、投資するなら知っておいて損はないと思います。 


 

 

 

 

第4章 資産利回りと課税の影響


インカムゲインとキャピタルゲインに対する課税の歴史
税引後トータルリターン
キャピタルゲイン課税を繰り延べる利点
インフレとキャピタルゲイン税
株式投資家に有利な税制
課税繰り延べ口座における株式と債券
結論
補足:税制の歴史

 

投資を長期的に行うのであれば、売ったり買ったりせずに保有を継続することの有効性を説いています。途中で利益確定すると課税されてしまい。その後、また再度投資を始めると元本が減っているため、リターンが減るということです。

 

 

第5章 株式投資の未来


株式投資に対する初期の考え方
スミスの影響
株式投資理論
センチメントの急変
株価暴落後の株式の利回り
株式の熱狂的支持者
ITバブル
上昇相場の遺産

 

株式は、バブルと暴落を繰り返しながら、それでも右肩上がりで成長してきました。その歴史について書かれている章です。読み物として面白いと思います。

 

 

 

第2部 株式価値の評価、将来の利回り、投資手法

第6章 株式価値の源泉と測定方法


不吉な前兆の再来
株式から発生するキャッシュフローの評価
株主価値の源泉
株式の価値を決めるのは企業の利益か?配当か?
長期の企業利益の増加と経済成長
歴史的な株式評価の尺度
利益の定義とさまざまな議論
簿価と時価とトービンのQ
GDPと時価総額の比較
FEDモデルによる株価評価
評価方法の違いが意味すること

 

 

株式の価値を決定するのは何かということが書かれてあり、個別株投資するのでもこの章は有効だと思います。

 

PERなのか配当利回りなのか何が影響するのか丁寧に書かれています。またGDPと時価総額の比較を各国で行っている箇所も面白いと思います。

 

第7章 上昇相場、ニューエコノミー、高齢化、そして将来の株式の利回り


ニューエコノミーと利益成長
企業利益と国民所得
ニューエコノミーにおける利益
評価を引き上げる要因
株式プレミアム
将来の株式の利回り
テロリズム
高齢化
高齢化問題の解決法
結論

 

第8章 大型株、小型株、割安株、成長株
市場平均を上回るために
小型株のリスクとリターン
小型株の利回りの傾向
価値に基づく評価基準
割安株と成長株
成長株と割安株の性質
配当利回り
経営難の銘柄
新規株式公開(IPO)
投資戦略

 

小型株のリターンが高いことを述べています。小型個別株に投資している私としては、非常に有益な章です。

 

あくまで長期的なデータに基づくのですが、小型株は人気がない株が多く、あまり注目されていない銘柄が多いと思います。

 

ただ、それはあるきっかけを元に水準が訂正される(株価が上昇する)ため小型株にはチャンスが多いと思っています。

 

小型だけど、利益をしっかり稼いでいる企業をこれからも探していきます。

 

 

 

 

第9章 成長株とハイテク株の評価


1970年代のニフティ・フィフティ銘柄
データの評価
ニフティ・フィフティ銘柄の適正PER
利益成長と評価
ニフティ・フィフティ銘柄のPERと利回り
個別銘柄の適正PER
結論
補足:ニフティ・フィフティ銘柄のその後の変遷

 

第10章 国際投資


海外市場のサイクル
世界市場への分散投資
外国為替リスクのヘッジ
短期投資におけるヘッジ
1998年の新興市場の危機
経済危機の余波
結論

 

バブルは繰り返しますが、結局「利益」が稼げない株が割高=バブルとなるだけです。ITバブルも、その後Yahoo、ソフトバンクは値を戻しましたし、利益を稼げる株の株価は戻ります。

 

セクター全体が上昇しているときは疑った方がいいかもしれません。本物は、Yahooのように少ないはずです。2016年に起こっているバイオブームもどの会社が本物かは見極める必要があるんじゃないでしょうか。

 

第3部 投資の経済環境

第11章 金、連邦準備制度、そしてインフレ


通貨と物価
金本位制
連邦準備制度の設立
金本位制の崩壊
通貨切り下げ後の政策
金本位制以後の金融政策
連邦準備制度と通貨発行
FRBが金利に与える影響
FRBの金融政策と金利
インフレヘッジとしての株式
短期では株式がインフレヘッジにならない理由
FRBの金融政策、景気循環、財政支出
インフレと米国の税制
結論

 

 

第12章 株式と景気循環


景気を決めるのは誰か?
景気の転換点における株式の利回り
景気循環のタイミングを捉えて利益を得る
景気循環を予測する困難さ
結論

 

 

第13章 金融市場に影響を与える世界的な事件


2001年9月11日
何が株式相場を動かすのか
先行き不透明感と相場
民主党と共和党
株式と戦争
世界大戦
1945年以降の戦争
結論

 

 

第14章 経済指標に対する金融市場の反応


経済指標と市場
市場の反応の原則
経済指標の内容
経済成長と株価
雇用統計
公表のサイクル
インフレ指標
金融市場への影響
中央銀行の金融政策
結論

 このあたりは、少し難しい内容かと思いますが、何が市場を動かすかを知るためには役に立ちます。911のテロの時の株価の動きや民主党・共和党時代にどう株価が動いたかを知ることができます。

 

また経済指標についてもわかりやすく記述されています。各アメリカの指標の重要性についても述べています。

 

第4部 短期的な株価の変動

第15章 スパイダー、キューブ、先物、オプション


上場投資信託
株価指数先物
指数先物の影響
先物市場の基本
指数裁定取引
グローベックス取引でニューヨークの始値を予測する
ダブル・ウィッチングとトリプル・ウィッチング
証拠金とレバレッジ
ETFや指数先物の利用
ETF、指数先物、インデックスファンドの比較
株価指数オプション
指数オプションの買い
指数オプションの売り
長期的なトレンドと株価指数先物

 

 

第16章 市場のボラティリティ


1987年10月の株価暴落
株価暴落の原因
外国為替政策
株価暴落と先物市場
サーキットブレーカー
市場のボラティリティの特質
株式のボラティリティの傾向
VIX:ボラティリティ・インデックス
1日当たりの大幅変動の分布
市場ボラティリティの経済
暴落のエピローグ

 

 

第17章 テクニカル分析とトレンド投資


テクニカル分析の本質
チャールズ・ダウ――テクニカル・アナリスト
株価はランダムか?
ランダムな株価のシミュレーション
市場のトレンドと価格の反転
移動平均
ダウ移動平均戦略の検証
ナスダックの移動平均戦略
利益と損失の分布
結論

 

 

第18章 季節のアノマリー


1月効果
1月効果の原因
割安株の1月効果
月別の利回り
9月効果
月中利回り
曜日効果
投資家は何をすべきか

 

第19章 行動ファイナンスと投資の心理


ITバブル:1999~2000年
行動ファイナンス

 

季節のアノマリーについては、知っておいた方がいいですね。月曜日のリターンが、世界各国で悪いという記述も面白いですね。

 

行動ファイナンスの章は、様々な本が出ているほど深い分野ですが、本書のこの部分を読むだけでも価値があると思います。ストーリーになっているため理解しやすいですし、トレーダーで成功することの難しさについても記述があります。

 


第5部 株式で富を築く

第20章 ファンドのパフォーマンス、インデックス投資、そして市場に打ち勝つこと


株式ミューチュアルファンドのパフォーマンス
優れたファンドマネジャーを見つける
ファンドのパフォーマンスが市場を下回る理由
生兵法は大けがのもと
情報によって利益を獲得すること
コストはどれほど利回りに影響を与えるか
インデックス投資とパッシブ投資の発展
インデックス投資の落とし穴
割高な株価の利回りへの影響
ポートフォリオに対する過大評価の影響
結論

 

第21章 長期成長のためのポートフォリオ構築


長期投資の原則
利回り向上戦略
計画の実行と投資アドバイザーの役割
結論

 

投資戦略についての記述です。基本的には、分散、長期投資を勧めています。私も資本主義が続く以上は、上下を繰り返しながらも株価は上がっていくはずだと思っています。

 

日本でも手軽にインデックスファンドに投資できるようになっています。2016年6月時点で私がお勧めできるのは、「たわらノーロード 先進国株式」です。 信託報酬 0.243%とコストが安く、世界の株式市場に分散投資ができるため、本書にぴったりかつ友人にもお勧めしています。

 

もう一度7%のリターンでの運用結果を見てましょう。時間はかかりますが、大きく資産を増やすことができます。年金があてにならない、日本の財政が厳しいのは誰もがしっていることですが、投資を全くしていない方もインデックス投資で資産運用を検討してはいかがでしょうか。

 

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株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド

  • 作者: ジェレミー・シーゲル,石川由美子,鍋井里依,林康史,藤野隆太
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2006/07/13
  • メディア: 単行本
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