読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

株を買う前にチェックすべき「IR(インベスターリレーションズ)に関する7つの大事なポイント」について

スポンサーリンク


f:id:semiken:20160512165619j:plain

 

こんにちは、せみけんです。

 

2016年3月期決算の発表もいよいよ終盤戦ですね。決算短信地獄から解放されそうですが、株式市場はあまり方向感の無い展開ですね。

 

今日はIR(インベスターリレーションズ)をお題にしたいと思います。

 

1.最近あったIRに関すること

2.株式投資の前に、ホームページのIR情報で気にしている7つのこと

3.ディスクロージャー優良企業選定2015

 

1.最近あったIRに関すること

まずは、最近あった増配に関することをちょっと書きたいと思います。(以下のようなことになる予感があり、売却済みです。)

f:id:semiken:20160512170831p:plain

平成28年3月末に保有していた株が、平成28年3月末の決算発表(平成28年5月11日)と同時に増配を発表しました。赤く囲ったところの20円の部分です。

もともと10円の予定だったので、2倍です。

普通に考えれば、これは株主にとってありがたいことなんですが、29年3月期(予想)のところ見てください。

16円に減配されていますよね。厳密にいうと、特別配当が少なくなっているので減配ではないのですが、この発表って株価にはマイナスなんですよね。

 

言いたいことは、5月11日より前に、増配は決まっていただろうからもっと早く開示してほしいということです。勿論、5月11日取締役会により決定と書いてあるので問題である行為ではないのです。

 

ただ、4月の取締役会でも決議できたと思います。。個別の事情がありそうなことも理解はしているのですが、これでは株価は下がります。

 

f:id:semiken:20160512171447p:plain

さらに、今期は業績絶好調だったんですが、来季の利益予想が、マイナス20%と非常に悪い見通しになっています。ただ、この会社、超、超、超保守的なんですよね。個人的にはこんなに減益にはならないと思います。。

 

そしてこの前期増配、今期減配と今期減益予想を受けて株価はどうなったでしょうか?日経平均もTOPIXもプラスではありましたが、この会社はマイナス3.8%の下落となりました。

 

株主報われませんよ。。。取締役会で決定した日と同日で、速やかに開示していることになるとは思いますけど、こういったことがあったので、ちょっとIRについて書こうと思います。

 

2.株式投資の前に、ホームページのIR情報で気にしている7つのこと

投資する前に皆さんも企業のホームページ見ますよね。色々な投資法があるので見なくてもいいのですが、中長期投資なら見ると思います。

個人的なチェック項目があって、よく考えると以下の7項目を気にしています。

 

①社長の顔

②投資家の皆様へ

③FAQ

④業界動向・市場動向について把握できる

⑤決算説明会の動画等

⑥IR担当者の連絡先

⑦今後のIRの予定

 

①社長の顔

一番大事なのは、社長の顔写真があるかどうかです。投資する先の社長の顔が分からないと全然投資する気になりません。冗談のようですが本当です。投資したい会社の社長にはオーラがあると思います。

 

後、純粋に何となくこの社長好きだなって思う会社は良いかもしれません。今まで成功した投資を考えても、どこか個性的な社長が多かった気がします。その方が独創的なビジネスモデルを思い付くのかもしれません。

 

逆に社長の顔も分からない会社への投資はだいたいうまくいかないですね。サラリーマン経営的なところはこのような傾向があるかもしれません。ビジネスモデルが優れていれば株も買えるかもしれませんが、通常であれば株を買わない方が賢明かもしれません。

 

 

②投資家の皆様へ

①の社長の顔写真と一緒にあることが多いと思いますが、「投資家の皆様へ」もしくは「社長メッセージ」の項目です。あたりさわり無いことを書いてもいいのですが、なんかビビッとくるメッセージがあるとうれしいですね。企業分析もはかどります。

 

逆にこの文章ならどの会社でもいけるのでは?と思うような会社は、少し投資を考えるかもしれません。あまり奇をてらってもあれですが、大きな夢なんかを熱く語っているメッセージは、もっとこの会社について調べてみようかなという気になります。

 

 

③FAQ(質疑応答)

質疑応答なんですが、これも企業側としてはいろいろ書きづらいのもわかります。ただ、どうでもいいことばかりで、一応作りましたっていう企業が多すぎます。

 

私も企業に質問のメールなり電話なりする前にはちゃんとFAQ読みますよ。ただ何にも書いてないので質問します。質問されていちいちIR担当者がメールで返すの面倒だと思うので、このパーツは充実させてほしいですね。

 

よくあるのが、「証券コードは何ですか?」っていう質問です。これ本当に知りたい人いるんですかね? 証券コードって言葉知ってたら調べると思いますし、掲載している意味がよくわかりません。

 

本当に謎な質疑応答をするのではなく、意味のあるものにしてほしいです。株主公平の原則からも個別に質疑応答するのではなく、開示できそうなことは極力掲載してほしいです。

 

④業界動向・市場動向について把握できる

これは出来たらなんですが、業界動向・市場動向についてリンクなり、一般的な情報を掲載してほしいです。特に建設・化学業界、医薬品業界については理解が難しいのでそういった掲載があると助かります。

 

これは助かるレベルなのであったらとっても感謝しますというレベルの話です。以前、橋梁の会社を調べていて、「ニューマチックケーソン」という工法がありました。HPにしっかり掲載されており、理解ができ助かったのを覚えています。

 

そのあと、Youtube等でニューマッチクケーソンで橋梁を作っているところも確認したり、優位性は何かをじっくり考えました。勉強することは山ほどありますが、その手助けしてくれたらとても助かるなという要望です。

 

⑤決算説明会の動画等

これは非常に大事です。だいたいアナリスト向けや個人投資家向けに説明会を実施している

f:id:semiken:20160512182726p:plain

(引用元:クルーズ決算短信より)

クルーズは投資先ではないのですが、一例としてご紹介。決算短信の上部に決算説明会開催の有無という項目があります。年度末は「有」の会社も多いかと思いますが、この動画を掲載してくると非常に分析が捗ります。

 

個人的にはポイントが高いですね。有価証券報告書もしっかり読むのですが、動画の方が「行間が読める」という感じです。「有報、短信には書けないけど、実は業績めっちゃいいです。」みたいな匂いのする動画を見た後は、「来たーっ」って感じですね。良い投資先候補が見つかったなと興奮し、そのあと冷静に有報読み込みます(笑)

 

わざわざ遠くで開催されているIR説明会に出席するのも同様の理由です。文章も大事ですが、やっぱり人間会ったり、動画の方が伝わりますよね。動画を開示しているってことは自信があるのかなって裏読みもします。

 

⑥IR担当者の連絡先

これもIRのあるあるなんですが、なぜか問い合わせ先電話番号の無い会社も多いです。そりゃ「電話がバンバン掛かってきたら仕事にならんよ」っていうのも分かりますが、掲載しないっていうのもちょっと酷くないですかね。

 

その分しっかり質疑応答のページがあればいいのですが、質疑応答もないなら聞くしかないじゃないですか。

 

掲載がない場合は決算短信の上部にある電話番号にかけます。だいたいそういった会社は電話掛けても優しくない気がします。でも聞きたいので聞きます(笑)

 

もう一つ、メールでの問い合わせです。

 

私は、メールでも質問するときは名乗ります。メールでも名乗りますよね。「株主の〇〇です。」といった感じです。

私は、返信が遅いのは全く気になりません。個人投資家の質問に個別に相手していたら時間が足りないので、何日後でも回答はいいのです。

 

ただ、いつもというわけではないのですが、気になることがあります。返信のメールに、「株式会社〇〇です。」って書いてあり、担当者名が書いていないことです。

 

人間同士のやりとりなのに、「株式会社〇〇です。」っておかしくないですか?「株式会社〇〇 担当の▲▲です。」でしょ。こっちは名乗っているのに、すごく気になります。

 

恐らくマニュアル化されているのでしょうけど、壁をすごく感じますね。株主が偉いというつもりは全くないのですが、なんかこういう会社は応援したくなくなります。

 

 

⑦今後のIRの予定

意外と書いていないのが決算スケジュール等のIR予定です。決算発表っていつされるか大事ですよね。しかも場中に決算の開示されるのであれば、尚更大事だと思います。こういった決算情報については開示してください。ほんとお願いします。

 

「2016年3月期決算 2016年5月12日15時開示予定」と記載してあれば安心しますし、あくまで予定で、変更があれば変えてください。

 

また個人投資家向け説明会等実施されるのであれば、その予定もあると大変助かります。1か月前に予定されていれば、私もLLCとビジネスホテルで、割安に参加できます。この辺も開示されれば助かりますね。

 

 

個人的なイメージですが、点数を付けてみましょう。

 

①社長の顔 20点

②投資家の皆様へ 10点

③FAQ 20点

④業界動向・市場動向について把握できる 10点

⑤決算説明会の動画等 20点

⑥IR担当者の連絡先 10点

⑦今後のIRの予定 10点

  

①社長の顔が20点と高得点です。それぐらい社長って大事だと思います。

①、③、⑤がしっかりできていると投資したいなっていう気持ちになります。また⑥、⑦については、どちらかというと出来ていて当たり前かなと思います。

 

 

 3.ディスクロージャー優良企業選定2015

 

参考程度ですが、ディスクロージャー優良企業というのが毎年、日本アナリスト協会主催で選定されています。

 

これと株価の関係を見てみると、比較的株価は上昇しているんですよね。IRしっかりしている企業は、業績にも自信があり、前向きに頑張っている会社が多いと思います。

 

また業績が悪くても、しっかりリカバリープランを打ち出せるところは、強いと思います。

 

f:id:semiken:20160512185436p:plain

 

企業と株主は、どちらが上、どちらが下ということはないと考えています。あくまで対等です。だからこそ、株主が応援して、企業が頑張る。応援するためには、できるだけ情報を開示するということをお願いしたいです。

 

そうすることにより、企業が悪い時は、株主が支えるという関係性が成り立つと思います。今回の記事は、いつもこのことを考えているので比較的長くなってしまいましたが、もっと応援できる企業が増えてくれればと思います。