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トヨタの2017年3月期決算は、40%減益予想! トヨタショック再び?

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こんにちは、せみけんです。

ちょっと外出中ですが気になったので、トヨタ自動車(7203)の決算発表について厳しい見通しだったため、調べついでにまとめてみました。

 

 1.決算概要

 

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2017年3月期、今期の営業利益がマイナス40%!!と大幅減益です。想定ドル円のレートが105円、ユーロ円が120円と相当厳しい為替レートで見込んでいます。決算短信の月次レポートだけ抜粋してみました。

 

 (4)次期の業績見通し
今後の経営環境としては、米国において引き続き回復が見込まれ、欧州についてはユーロ圏を中心に緩やかな回復が続くことが期待されます。一方、中国をはじめとする新興国については減速するリスクがあります。日本経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで緩やかに回復していくことが期待されますが、新興国の下振れによる景気の減退に留意する必要があります。自動車市場は、先進国で安定推移が見込まれる一方、新興国での落ち込みが懸念されます。また、各国の環境・燃費規制への対応や安全技術開発への取り組み強化が求められることに加え、自動運転技術開発への参入が業種を超えて拡大するなど、グローバルで競争が激化しています。
このような状況のなか、現時点における2017年3月期 (2016年4月1日から2017年3月31日)の連結業績の見通しにつきましては、下記のとおりです。為替レートは、通期平均で1米ドル=105円、1ユーロ=120円を前提としています。なお、熊本地震に伴う工場稼働停止の影響は織り込んでいません。(引用元:トヨタ自動車決算短信)

 

まず、新興国のリスクを相当厳しくみているようですね。原油が下がったことにより、新興国はダメージを受けており先行きも厳しそうです。

 

また、自動運転のことは、トヨタも必死で開発していますが、Google等異業種の参入により今までの自動車の開発の形が変わるの可能性もあります。これまでも言われていたことですが、このあたりの研究開発費もこの先重しになりそうです。

 

ただ、為替レートについては、1円円安になるとトヨタは400億円の為替益が発生するとも言われており、110円程度で落ち着けば、若干上振れる要素もありそうです。

 

2.決算と為替の関係

 

前期、2016年3月期についても少し詳しく見てみましょう。

 

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 3ヵ月毎の期間での決算です。2016年1月~3月の第4四半期は相当悪かったことがみてとれます。この3ヵ月の平均為替レートがドル円=115円26銭ほどでした。この水準で営業利益が5,480億円で、かつ営業利益率が7.9%に急激に落ちています。1ドル=105円だと、3ヵ月間の営業利益5,000億円は厳しいので、今期の予想、営業利益1兆7千億円も妥当な水準でしょうね。

 

欧州や中東、中南米など景気が足元不安定なところは減益となっており、今期も厳しい見通しとなりそうです。

 

 

私の手計算にはなりますが、期中の為替レート(ドル円)を計算してみました。

 

2016年3月期(2015年4月~2016年3月)で、ドル円=120円

2015年3月期(2014年4月~2015年3月)で、ドル円=110円

 

実は、日本の決算期に併せてみると、ちょうど、2015年3月期は、110円、2016年3月期は、120円でした。もう一度、決算を見てみますが、2015年3月期は、ドル円=110円でも、相当良い決算だったことがわかります。

 

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2017年3月期と比較してみると、厳しく見積もっている気がしますが、為替の見通しをドル円=105円と置いたこと、自動運転関連の投資、新興国の減速を踏まえ、このような予想になっているかと思います。

 

3.明日の見通し

決算と同時に自社株買い5,000億円も併せて発表しました。ちなみに2016年3月期で手元の現金が3兆円、定期預金1兆円、有価証券1兆5千億です。短期の借入および1年以内返済予定の長期借入金が8兆4千億円あり、有利子負債倍率も1倍と意外と借金も多い印象ですね。

 

ある程度予想はされていましたが、ここまで円高の影響があると他の決算も踏まえてですが、日経平均のEPSも1,000円程度まで落ちる可能性があり、そうすると今の日経平均16,000円台は少し高いという予想になります。

 

やはり今後もドル円の為替相場には要注意ですね。5,000億円の自社株買いもありますが、明日の相場はどうなるでしょうか。トヨタショックとはならないことを祈りますが、輸出セクターの値動きに注目です。

 

4.2016年5月追記

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(引用元:平成28年3月期 決算発表プレゼンテーション資料)

 

販売台数の見通しは、トヨタ単体で890万台ですね。その他の地域以外は増加と強気の見通しです。これで17,000億円の営業利益の見通しは少し強気な気がします。

 

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 為替影響が9,350億円ですか。米ドルが6,300億円。前期と今期の差が15円なので、やはりドル円、1円あたり400億円の影響があるんですね。社長の言うように追い風参考だったのかもしれません。

 

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総還元性向が、55.6%と株主にはしっかりと還元しています。株が買えるかは販売台数次第ですね。来期(2018年3月期)も15円円高という可能性も低そうなので、販売台数が予定通りいくのであればチャンスもありそうです。

 

 

semiken.hatenablog.com