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外食産業の営業利益率を調べてみると意外と王将(9936)の利益率は高い!?

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こんにちは、せみけんです。
4月19日も非常に活況な相場でしたね。マザーズ指数が1,200を超え、手が付けられないといった感じです。日本ライフラインも強かったので、信用取引で買った分だけ手じまいしましたが様子見しています。建設も一部利食いましたが、もう少し引っ張ります。

昨日買ったソニー(6758)も思いのほか強かったので全部売り、サイゼリヤもすべて損切しました。逆に引けにかけてはトヨタ(7203)、みずほ(8411)、日経レバ(1570)を空売りしてみました。空売りはだいたい失敗するへたくそなんですが、現在のEPS水準と為替が109円台といったところは、割高な印象を受けます。

王将は少し高いところを売って、また買値に戻ってきたので本日少しだけ買いなおしました。王将のIR資料を読んでいたら結構勉強になったのでご紹介いたします。

 

1.外食産業の営業利益率について
2.外食業界の動向
3.投資先として再確認

 

 

1.外食産業の営業利益率について

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(上記資料は、王将の2016年3月期第2四半期決算説明会資料より抜粋です。)

王将の営業利益率はかなり高いですね。直近、8%を超えています。これは非常に優秀な数字だと思います。私は投資する際に、営業利益率を非常に大事にしています。

会社四季報を買ったらまず、営業利益率10%以上の会社をすべてチェックします。なぜだと思いますか?営業利益率が高い会社は、ビジネスモデルが優れていることが多いからです。真似がしにくい、特許がある、参入障壁がある等、高い確率で何らかの『強み』があります。高い価格でも購入してもらえる商品・サービスがあるということは、バフェットが好きな消費者独占型のビジネスである可能性が高いです。

外食産業は真似しやすいため、どうしても価格競争に陥る可能性が高い産業です。上記資料をみると、牛丼チェーンの松屋フーズ、吉野家、ゼンショーはすべて営業利益率2%前後とさえないですね。

牛丼は1杯売っても10円以下の儲けと言われているように、利益率が悪く差別化を図るのが難しい商品です。そこで、牛丼ではなく、松屋ならカレーや吉野家ならちょい呑みといった付加価値で差別化を図ろうと各社努力をしています。ゼンショーは優待を頂く予定ですが、そういった意味で長期投資は厳しいかもしれません。

王将の利益の秘密は、何でしょうか? 魅力の一つは、国産の材料を使い一つ一つが大きい餃子であるのは皆さんご存知ですよね。これは、自社工場で一括生産しており、大量販売(餃子一日200万個!!)するが故に低価格でも高い利益率を保てるところがポイントです。真似したくても200万個を一日で売るためには、1000店舗近くの出店が必要ですし、実は参入障壁が高いようです。

また店長にも権限を与え、地域独自メニューを展開しているのも面白いところです。実は先週も持ち帰りで餃子を食べたのですが、土曜日18時頃にお店に行くと、ご年配の方が多かったですね。夜遅くに行くと若い人も多いですし、開店している間、お客さんが途切れないのも高利益率のポイントです。

外食産業で大事なのは、老若男女が通える店だというのが大事だと思っています。王将もそうですが、開店時間に途切れなくお客がくることでロスが防げます。14時、15時にお店にいってもそこそこお客さんいますよね。居酒屋の業績が頭打ちなのは、サラリーマンを中心としてターゲットとしていることが問題なのかもしれません。場所代等の固定費が同じだと回転数が高い方が業績は安定するかもしれません。

 

2.外食業界の動向

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(上記資料は、王将の2016年3月期第2四半期決算説明会資料より抜粋です。)

 居酒屋の業績は、なかなか厳しいですね。やはり実感として給与は上がっていないため、サラリーマンも居酒屋行かなくなっています。サラリーマン同士の付き合いも少し減っているのも要因でしょうか。また、コンビニや吉野家で飲んでいる人もチラホラ見かけますし、単価が高い居酒屋に行く頻度はさがっているのではないでしょうか。やはりサラリーマン以外の客層をいかに取り込めるかがポイントです。

一方、ファミレスは好調です。インフレは進行しつつもちょっとした贅沢にファミレスに行くという機会は増えつつあるのでしょうか。外国人観光客もファミレスに行くことは結構あるようなので、その辺の客層を取り込めていることも大きいかもしれません。皆さんも結構ファミレスで観光客見る機会増えてませんか?

 

3.投資先として再確認

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(上記資料は、王将の2016年3月期第2四半期決算説明会資料より抜粋です。)

自己資本比率は非常に高いですね。前回も確認しましたが、現金で有利子負債が賄えるため、自己資本比率が高いです。そのうえで、ROEが10%あるということは株主としては魅力的な財務だということですね。毎年のように自社株買いと増配しており、個人的には魅力的だと思っています。

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 (上記資料は、王将の2016年3月期第2四半期決算説明会資料より抜粋です。)

配当も年間125円ということは、利回りが3.6%程度あり、上記資料にある通り、総還元成功も100%を目指しているため、最終利益として残った残余財産は株主のためにすべて使う方向性を打ち出しています。株価も下がったので、次回自社株買いを実施するなら株数も増加しそうです。

また、配当も右肩上がりで増やしており、理想的な会社ですね。増配を続けることはキャッシュフロー上は可能なので、この点も投資家としては、魅力的だと感じます。

 

決算期

売上高

営業益

経常益

最終益

1株益

1株配

2012.03

71,009

9,192

9,271

4,807

238.2

60

2013.03

74,365

8,806

9,080

4,925

244

80

2014.03

76,281

6,999

7,228

4,325

214.3

100

2015.03

75,820

6,018

6,360

3,675

186.8

100

2016.03

77,717

6,570

6,764

4,281

223.1

125

 

決算も直近利益に関しては底打ちしている様子も伺えます。株主だけではなく、従業員の給与も積極的に上げており、私はその点も評価できると思っています。良い会社は重業員の定着も必須だと考えているからです。

また2016年は工場も新設するようなので、必要な投資は積極的にしており、そのうえで、増配と自社株買いをしている点は、評価できると思います。

 

ここまでメリットを見ましたが、買いづらい点は大きく2点あります。
①問題になっている反社との取引の有無と上場廃止リスク

やはりこれは大きいですね。経営に問題がある会社は買えないというのが原則ですが、財務や業績では魅力的なので少しポジションをとって様子見とします。株主総会も出席できそうなので、経営者の意向も確認できればと思います。

②直近の月次が芳しくない
前年同月比の売上高において、前年度割れが何度か発生している点です。通期では99.0%で、単価が上がっているので、客数が落ちていることになりますが、少し心配な点ですね。99.0%は大きな落ち込みではないですが、新規出店が鈍るなか既存店が大きく影響するため、継続的にみる必要があります。
※投資においては自己責任でお願いいたします。当ブログは個人的な見解であり、情報については誤っている可能性もございます。特に王将はリスクがそれなりに高いと感じています。

営業利益率から外食産業をみると非常に面白いですね。高営業利益率の裏には、強みがあるという視点でこれからも投資を続けていきたいと思います。

 

それでは!!

 

 

 

 


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