一般的な家計の貯蓄額って? ちょっと気になる平均貯蓄額と中央値について

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こんにちは、せみけんです。
為替についての認識が、日米でかなり異なるようですね。ルー米財務長官は「為替で全体でみると確かに円高は進んだが、特に無秩序な動きではない」「日本は通貨の競争的切り下げは回避すべき」と会見で明言しました。

やはり世界的に米ドル安が居心地がよく、円高にどうしても振れやすい相場が続きます。暫くは円安の流れはこないと考えていますが、これ以上の円高は、輸出産業にとって厳しい見通しになるので、どこまで耐えられるかが4月の日銀政策決定会合までの注目点でしょうか。

ただ、IMMポジションで見ると、投機筋は直近円買いドル売りポジション残高を6万枚と相当増やしており、過去の例をこれ以上増やしている例は少なく、そろそろ投機的な動きも天井ともみれます。

IMMポジション|FX 外為どっとコム

 

 

さて、本日のお題。

貯蓄額について、良いレポートがあったのでご紹介いたします。「家計の金融行動に関する世論調査」2015年で、8,000世帯の調査に基づいているので信頼性は高そうです。

 

1.平均貯蓄額と中央値について

2.金融資産の有無について

3.1,000円以下の日常的支払いの決済手段について

 

 

1.平均貯蓄額と中央値について

2人以上で暮らす家庭の、金融資産(貯蓄)の平均値は1,209万円です。(「家計の金融行動に関する世論調査」2015年)2013年から3年連続上昇しており、1,101万円→1,182万円→1,209万円となっています。

ただし、データからグラフを作ってみましたが、直近10年みてみると2007年よりも少なく全体的なトレンドは変わらないといった感じでしょうか。アベノミクスといっても全体的な貯蓄を増やしているとはいえませんね。もっと増えているかと期待していましたが、ほとんど影響なしといえるレベルですね。

中央値についてもみてましょう。2015年は、400万円と2013年の330万円からみると少し持ち直していますが、10年でみてみると上昇トレンドというよりは下降トレンドといえるのではないでしょうか。中央値の方が実態を表しているといえますので、かなり生活は厳しい状態が続ているといえそうです。

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2.金融資産の有無について

また、金融資産を保有していない世帯、つまり貯蓄ゼロの世帯は右肩上がりで増加しており、30.9%とかなり高水準になりつつあります。
2013年が31.0%で過去最高なので、最高水準ですね。1970年代が10%以下だったことを考えると、かなり家計は苦しくなっているんじゃないでしょうか。

アベノミクスにより株価は上がったものの、格差を広げたものの一時期流行ったトリクルダウン(「富裕層や大企業を豊かにすると、富が国民全体にしたたり落ち(=トリクルダウン)、経済が成長する」という仮説です。)は成功しなかったといえそうです。

日本の貯蓄率は、右肩下がりで続いており、じり貧です。2013年には貯蓄率がマイナスになったことも記憶に新しく、相当厳しい状態が続いています。アメリカの統計データもずっと追いかけていますが、実は日本人よりアメリカ人の方が貯蓄しています。アメリカの貯蓄率は5%程度なので、かなり差がついてきていますね。

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3.1,000円以下の日常的な支払いの決済手段について

少し気になったデータがありました。日常的な支払い(買い物代金等)における1,000円以下の決済手段について、現金が中心とはなるものの、以下はクレジットカード払いと電子マネー支払い(デビットカード含む)のデータです。

 

①クレジットカード

2011年:4.0%
2012年:4.3%
2013年:4.5%
2014年:5.3%
2015年:6.2%

 

②電子マネー

2011年:6.0%
2012年:7.2%
2013年:8.7%
2014年:10.5%
2015年:12.3%

 

電子マネーが急激に増加していますね。日本では少額決済でクレジットカードを使う文化があまりないですよね。ただ電子マネーが非常に伸びており、10%以上になっているのは驚きました。Suica等の普及は続いており、これからますます加速しそうなので、その関連銘柄はやはりチャンスがありそうです。

 

まとめ

株価は上がったものの、一時期流行ったトリクルダウンという言葉も全く聞かなくなりました。やはり国民の生活はあまり良くなっていないのが実感じゃないでしょうか。ものの値段ばかり上がっている気がします。

これから先行きの見通しが厳しく、このレポートの中では老後が心配だという世帯は80%以上でした。80%もの人が心配だと答える国は日本ぐらいじゃないでしょうか。国民性もあると思いますが、子供の養育費が無料など明るい政策を期待したいです。

インフレ目標2%いうのは国民の生活を厳しくしているだけのような気もします。もう少し明るい話も出てくればいいのですが、金融政策だけはなく、規制緩和等政治と経済が良くなることを期待しています。

 

それでは!