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「1枚アルゴ」による日経平均500円高の相場変動リスク

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4月14日は日経平均が500円以上上昇と大きく動きましたが、これは1枚アルゴによるものではないかという観測が流れています。

1枚アルゴ(先物1枚買い)とは、最低売買の単位である先物を1枚ずつ、数秒ごとに規則的に買っていくというアルゴリズムトレードのこと。最低売買単位なので、相場に対する影響はそれだけを見れば限定的ですが、10分で合算すると数百枚、1時間で合算すると数千枚とそれなりのボリュームになります。

勿論、通常であれば、この1枚アルゴが大幅高、大幅安を演出することはないのですが、一つのきっかけになったとはいえると思います。

ではなぜ極端に大幅高になったのか。要因が3つあるのではないでしょうか。

①一番肝心なところですが、外国人投資家の実需売りがだいぶ細ってきていること。株式の取引では、当然実需が一番大事なため、売りたい人が減ってきたことが当然ながら一番のポイントです。

先物では4月1週目の投資主体別売買動向でも売り越していましたが、現物は買い越しになっており、金額ベースでも売り越し幅はかなり小さくなっています。つまり実需ベースで売りたい投資家は減っているとみられています。原油価格も落ち着きを見せていたため、オイルマネーを中心とした海外投資家の換金売りは一旦は止まっているのではないでしょうか。

②2点目は空売りについてです。毎日の空売り比率をみていると、40%台と歴史的な高水準が続いていました。円高もかなり進んでおり、日本の株価にプラス要因があまり見当たらない中、ショートで儲ける投資家が増えていたため、空売りは相当入っていました。

昨日のセクター別の上昇率をみても、保険、銀行と空売りが大きく入っていそうなセクターが強かったです。じりじりと上昇を続ける株価の中、売り方が我慢できずに、ショートカバーに走ったのではないでしょうか。

③金融機関や個人投資家の短期筋が1枚アルゴの規則的なトレードに乗っかり、買い方に集中したため、売り方が不在の一方的な動きとなったのではないでしょうか。昨日は、円安も109円台半ばと107円台からは2円程度戻しており、比較的落ち着いた動きをしておりました。WTIも40ドル台を保っており、世界株高も続いている中、リスク要因が少なかったことがあげられます。


有料会員限定ですが、日経のリンクも張っておきます。2015年夏には、先物1枚売りで同様の事象が起こっていた模様です。

 

個人投資家がどう動くかですが、やはり企業の本質を見抜き、稼ぐ力があり、割安な銘柄に投資するの一言につきますね。こういったアルゴリズムトレードは、一方的に動きやすいので、今年も暴落相場では買うチャンスがくるかもしれません。株価をみるのではなく、株式つまり企業をみるように心掛けたいと思います。

円高も落ち着いてはいますが、109円台は、最高値の107円台から2円の円安水準です。みなさんは、「もうすでに2円の円安」とみるか、「まだたったの2円の円安」とみるか、どちらの見方をとりますでしょうか。円高トレンドが転換しているかがカギになりますが、個人的にはこの水準はかなり円高でしょう。しばらくドル円の動きに注目が続きますね。

それでは!!