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【投資本】フィッシャーの「超」成長株投資~普通株で普通でない利益を得るために~

お勧めの投資本
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こんにちは。せみけんです。
円高も相当すすみ、昨晩は一時107円台まで突入したものの、麻生氏の円高けん制発言等により108円後半まで円安に戻りました。ユニクロの株価をまずは確認しましょう。

ファーストリテイリング(9983)
前日(4月7日)終値 30,490円
4月8日
始値 27,500円
高値 27,785円
安値 26,395円
終値 26,610円(前日比‐3,880円)

ユニクロは暴落で、日経平均を1社で152円19銭押し下げる結果となりました。市場は昨日の決算を非常に厳しいとみているようで、後場一段安となり年初来安値更新、全市場での下落率1位です。
一方、相場全体は円安に振れていることから、日経平均は底堅い動きととなっており、一時16,000円台回復の場面もありました。空売り比率は、41.8%と依然高水準。71円高で引けていますが、ドル円の為替に引き続き注目です。円高歓迎銘柄を中心に投資しており、今日は午前中にポジションを増やしました。

さて今日は投資本のご紹介です。バフェットの師匠は、ベンジャミン・グレアムが有名ですが、実はこのフィリップ・フィッシャーもバフェットの師匠と言われています。
フィッシャーの「超」成長株投資~普通株で普通でない利益を得るために~

1.はじめに
2.最高の株を選び出すための15のポイント

1.はじめに

大事な2つの教訓

1.株式投資で大きな利益を得るためには忍耐力が必要
2.そもそも株式市場というのは人を惑わす性質をもっているということ

 はじめにに書いてあるこの部分を理解するだけでこの本の価値があると思います。投資をする上での本質だと思います。良い会社は、ただ持っているだけで良く、セブンイレブン、ヤフーは100倍以上、前述のファーストリテイリングも数十倍の株になりました。バフェットもそうですが、良い会社は買ったまま放置が一番いい投資方法です。

 

 

2.最高の株を選び出すための15のポイント

1.その企業は、少なくともあと5~6年の間、企業全体の売上を大きく伸ばすのに十分な市場が見込める製品またはサービスを有しているか

1年、2年といったレベルで、企業の業績が良くなることはありますが、5年レベルで伸びる企業は、なかなか見つけることが難しいです。5年後の世界を考えた上で、その会社は正しい方向に進んでいるかが肝です。
1年、2年程度でよくあるパターンとしては、リストラで業績が良く見えることがある のですが、利益が伸びても売り上げが伸びていない場合があります。

 

2.その企業の経営者は、現在の人気製品が市場を開拓しつくそうとする時点で、その後も全体のの売上を伸ばしていけるように、新製品や新製法を開発して以降という決意をもっているだろうか。

 フィッシャーは、企業の研究開発に対する姿勢を大事にしており、市場に対して常に良い製品を出し続けることができるか、また経営陣はそういう事業展開を考えているかを大事にしています。守りの経営ではなく、どんどん革新的な製品を作れる会社ですね。フィッシャーはモトローラの投資で大成功していますが、100倍以上、保有期間40年以上だそうです。

 

3.開発の規模と比較して、どれだけの成果が表れているか

 研究開発費は、儲かる事業に使われているのかを確認する必要があります。フィッシャーは企業の研究活動にどれだけ投資価値があるかを確認していたようです。この辺はアマチュアには難しいところですが、他社比較したり、IRに問い合わせてみたりして経験を積むしかないですね。

 

4.その企業の営業部門は平均以上の力を持っているか

売れなければ、企業は存続できないため営業部門も当然大事ですね。フィッシャーは、投資対象の企業の競争相手や顧客などに聞きこむことで営業の力が優れていたか判断していました。製造・研究・営業の3つのどれもが素晴らしい企業が投資対象となります。

 

5.その企業は投資に値するだけの利益率を確保しているか

私も常にやっていることですが、営業利益率が高いかどうか(私なら10%以上あるかどうか)が、非常に大事だと思います。営業利益率が高いということは、高くても顧客は買わなければ手に入らない商品を扱っている可能性が高いです。逆に営業利益率が低い企業は、競争相手が多く値引き販売が多いため、業績も安定しないことが多いです。

投資する前には、その企業がかかわる、仕入れ→製造→流通→販売→メンテ等の流れを自分で考えてみます。この流れの中で、投資対象は強みがあるのか、乗り換えは難しいかといったことを考えます。

営業利益率が高い会社は、なぜ営業利益率が高いのか考えてみることが大切だと思います。さらにその営業利益率の高さは維持できるのか、他社に奪われる可能性がないのかを考えることも大事です。バフェットもいってますが、インフレコストを転嫁できるかが大事です。

 

6.その企業は利益率を維持し、改善するために何をしているか

利益率を維持、改善するために経営陣がどのように努力しているかが大切です。役員が高い役員報酬をもらうことは私はそれほど悪いと考えていません。ただ、役員が多すぎる会社や役員報酬が業績に対して高すぎる会社は投資対象から外します。企業が改善する可能性が低いと考えているからです。

 

7.その企業は良好な労使関係を築いているか

転職率が高い会社は、何度も優秀な研究者や営業マンを雇う必要があり、そのためのコストはばかになりません。育ててきた従業員を大切に良い労使関係を築くことが、会社にとっても従業員にとってもお互いに良いことですね。

 

8.その企業は管理職の能力を引き出すような環境を作っているか

9.その企業は管理職レベルの優秀な人材が豊富にいるだろうか

 派閥争いなど経営にとって無駄なことはないか、特に投資家にとっては何一ついいことがありません。日本の金融機関に投資しにくいのもこういったことが多いからでしょうか。内紛している会社は論外ということになりますね。

また、ワンマン経営ではなく長期的に成長するためには、2番手、3番手が優秀にこしたことはありません。ソフトバンク(9984)もアローラ氏を迎え入れ、そういった意味では良い企業ではないでしょうか。

 

10.その企業はしっかりとしたコスト分析と財務管理を行っているか

私の考えですが、できる限り会社にお金を残そうとしているかを気にしています。会社を大きくすることが目標なら会社にお金をの残し、成長の為にお金を使うことが一番効率的だからです。
例えば、以前私の投資対象にあったのですが、自社ビルを建てる計画を発表しました。本業とは全く関係がないため、その株は売却しました。会社のお金をどう使っているかはある程度財務諸表や有報から判断できると思います。無駄が多いかどうかは私もとても気になるポイントです。

 

11.その企業は他社との競争を勝ち抜くために、企業運営の面で必要な業界特有のスキルを十分に備えているか

結局は、どれだけ優秀な技術力があるかが大事だということです。特許も大事ですが、特許が切れると真似されてしまうので、特許を出し続ける技術力があるかどうかが大事だということですね。

 

12.その企業は収益に関して長期的な展望を持っているか

中期経営計画を出している会社は多いですが、無難すぎず、実現不可能なレベルでない魅力的な中期経営計画があるかどうかですね。目標とした以上のことは、人間も企業も実現できないので、その目線がどの辺にあるかですね。

個人的にソフトバンクの時価総額200兆円計画は実現してしまう可能性があるほどアグレッシブで好きですね。投資は今のところしていないですが、ソフトバンクは素晴らしい会社だと思います。

 

13.近々その企業は成長のために増資をする必要がないかどうか。その増資にともなう株数の増加によって、現在の株主の利益を大きく損なう恐れはないだろうか

基本的に増資すると株価が下がる会社が多いですが、増資した以上に利益がもたらされるのであれば株価も上がります。最近では、中村超硬(6166)が増資を発表しましたが、株価は上がりましたね。ダイヤモンドワイヤの会社なのですが、ここの井上社長も元ソニーの人で非常に魅力的です。

 

14.その企業の経営者は、事業が順調な時には投資家に気軽に口を開くのに、困難な状況に陥ったり市場の期待を裏切るような出来事が起こると貝のように口を閉ざしたりしないだろうか

これは本当にありがちですね。悪いことなかなか言わない経営者。なので有価証券報告書やウェブ、他社情報などを注意深く調べます。仮に不祥事や業績不振が発生した時は、悪いことは悪いと認め、その打開策をどうするかを明確にしているかどうかを大切にします。

 

15.その企業の経営者はほんとうに誠実だろうか

 これ、一言ですけど投資するならとても大切です。私も大きく投資するときはできるだけセミナー等で直にあってみます。こういう時にファンドマネージャーは羨ましいですね。たくさん会えますから。ひふみ投信の藤野ファンドマネージャーは尊敬していますが、この人が投資するなら魅力的な経営者だろうと後追いで調べることも多々あります。

話を戻しますが、経営者は何が目標で社長をやっているのかを感じ取るために、投資候補の企業のセミナーは、東京でもどこでも追いかけて会いにいきます。投資で大損するよりはましなので、投資に対する必要経費だと思っています。
最悪、倒産してもこの人の夢にのったという気持ちで投資を行うことにしています。

 

 この本、定価は1,900円ですが、その価値は十分にあると思います。2016年4月8日現在Amazonでは中古しか取り扱いがないので、書店でお探ししてみて下さい。

 

それでは良い週末を!

フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

  • 作者: フィリップ・A.フィッシャー,高田有現,武田浩美
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2000/10/01
  • メディア: 単行本
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