王将フードサービス(9936)は買っていいのか悪いのか

スポンサーリンク


こんにちは。せみけんです。今日も新興市場は強いですね。行先を無くした投資資金新興市場で暴れまわっているイメージです。さすがに3457ハウスドゥを半分程度利食いました。まだまだあがるかもしれませんが、自分で評価していた価格を上回ったので売りました。

f:id:semiken:20160330184915p:plain

優待取得のため、王将の株を保有していましたが、大事件になってしまいましたね。空売りのヘッジも行っていたため、個人的に損失はないのですが、ここから買えるかどうかを検証したいと思います。本日、早速、第三者委員会からの調査レポートを読みましたが・・・、200億もの会社のお金が社外流出となり、未回収分については170数億円とのこと。ここ数年で株価も相当上がりましたが、漸く1,000億円の時価総額の会社になったところです。この事件のせいで、潰れかけた王将を大東社長が救ったのですが、殺されてしまったのは記憶に新しいことです。TVにもよく出演し、ファンだったためこのニュースは非常に残念でした。

それにしてもこのレポートを読むとなかなか負の遺産が多い会社ですね。王将は頻繁に行くため驚きの内容でしたが、興味深い内容です。詳しい内容は下記リンクと各ニュースをご参照ください。

 

 さて、今日の目次

1.業績の確認
2.購入するにあたってのリスク
3.買いか見送りか

 

1.業績の確認

業績を確認すると以下の通りで、利益が徐々に厳しくなっていますが、従業員の給与を改善(ベアで1万円上昇させたことは記憶に新しいですね)し、餃子等の食材を国内回帰させており、これは良い投資だと判断しています。2016年3月期は売上、利益ともに改善しており、経営も評価できる点だと思います。自己株式の取得でEPSは上昇しています。最近増配の発表もあり、125円の年間配当となりました。100%の総還元性向を目指していると会社が発表していることもあり、配当利回りは高く魅力的です。

決算期

売上高

営業益

経常益

最終益

1株益

1株配

2012.03

71,009

9,192

9,271

4,807

238.2

60

2013.03

74,365

8,806

9,080

4,925

244

80

2014.03

76,281

6,999

7,228

4,325

214.3

100

2015.03

75,820

6,018

6,360

3,675

186.8

100

2016.03

77,717

6,570

6,764

4,281

223.1

125

直近の有価証券報告書も目を通しましたが、現金と投資有価証券で有利子負債を十分に賄えるので実質無借金の会社です。基本的には店舗も賃貸(一部土地保有)となっており、設備投資も新店舗および改装に伴う費用くらいでそれほど掛からないため理想的な高収益の会社といえます。凡そ、30億円の賃借料を土地・建物に払っていますが、問題なしでしょう。このことから当然FCFも大幅にプラスとなっています。ROEも9%前後と問題ないと考えています。また自己株式が15%あることも株主還元お積み重ねだとして非常に良いことだと考えています。

 〇良いポイント

  • ROE 9%
  • 営業利益率 約9%
  • 実質無借金
  • 株主還元性向 100%
  • 設備投資、研究開発費が少ない(営業CF 70億円に対して投資CF 20億円)

2.購入にあたってのリスク

一言、上場廃止リスクですね。最近は反社に対して社会の眼も厳しいため、かなりリスクは高いですね。時価総額が1,000億円の企業、かつ個人投資家に人気の銘柄なので被害者が多そうです。ファンドや外国人投資家(9%程度株を保有)は、投資先に対する制約等があるためこういった銘柄は売りに出す可能性が高いところも気になりますね。

直近5期連続減益となっており、今期少し増益となりそうですが、目先のブームは去ったと感じるところもリスクでしょうか。また第41期の有価証券報告書を読んで、役員報酬が高すぎると感じています。12人の役員に対して、3億6千万円の役員報酬です。これには前社長の大東氏の弔慰金も含まていますが、除いても平均2,000万円の役員報酬をもらっています。まずは役員報酬の全額返金をすべきではないでしょうか。会社の姿勢としてもこれで報告は終わりです。以上!!といった姿勢は相当心配ですし、暫く厳しい株価となりそうです。また役員報酬が多い割に、役員の保有株が少ないことも気になりますね。第41期ベースでは、全役員合算しても7万株しかもっていません。役員があまり株を保有していない会社は、大きく投資しないことにしています。また加藤一族が10%程度まだ株を保有しているのも将来リスクになりうるといえます。

〇悪いポイント

  • 上場廃止リスク
  • 王将ブームに陰りがあること
  • 今回の報告書発表による売り上げ減
  • ファンド・外国人投資家の売り
  • 高額な役員報酬
  • 役員が大株主でないこと
  • 加藤一族の保有株リスク

3.買いか見送りか

少し買ってみたいと思います。勿論株価が明日大きく下がることが前提です。3,000円前後なら、BPSが約2,300円で、PBRが1.4倍程度、PERが13倍から14倍となります。個人的には高配当銘柄として面白いんじゃないかと考えているので、上場廃止リスクはそれなりにありますが、31日大きく安く始まれば買ってみたいと思います。ただあまり下がらずに始まるようだと様子見ですね。

3月30日はストップ安気配なので、31日は3,500円の売り気配で始まる可能性が高いですが、一旦はどうしても売らなければいけないファンド、外国人投資家、信用買いの人が売りに出してきますので、一巡後値ごろ感あれば少し買ってみます。31日は値幅700円なので、2日ストップ安なら2,800円でしょうか。積極的な買いではなく、少し打診買いといった感覚です。投資は自己責任でお願いします!

 

それでは!