原油価格とJPモルガンの引当金積み増しの記事

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こんにちは。せみけんです。
2016年2月26日の相場も朝方強く300円日経平均が上昇たにもかかわらず、後場軟調な展開で、終値は48円高の16,188円でひけました。売買代金も2兆1000億円と低調なままでしたので、なかなか盛り上がらない展開ですね。

 

空売り比率は39.2%と相変わらず高いままです。今は、外国人投資家の売り VS 年金、企業(自社株買い)、個人の買いという展開です。後は外国人の売りが買いに変わるところ待ちたいですが、日銀の金融緩和まちでしょうか。


ただ日本の企業も株主還元に積極的になりましたね。最近だけでも、以下の通り自社株買実施しまくってますね。
NTTドコモ5,000億円
ソフトバンク5,000億円
日産自動車4,000億円(2月26日21時発表!)


相場の下支えかつ割安感のアピールにもなるはずなので株主にとってはありがたい限りです。


外部環境としては、2月26日21時現在、上海、原油、欧州、ダウ先もまずまずなので、このまま月曜日を迎えてほしいところです。

はてなはストップ高の寄ったところで手放しました。まだ上がるかどうか29日(月)もウォッチしておきます。さらに強いとかなり悔しいところですが、どんな動きになるか楽しみです。

 

朝方うまく、空運・陸運・地銀・不動産を利食ったのですが、再度インしてしまい含み損のまま持ち越しと余計なトレードとなってしまいました。ここは反省です。

 

また原油でちょっとした話です。

「JPモルガンが原油・ガス関連融資の引当金を5億ドル2016年第1四半期(1月~3月)に積み増す」と2月23日のロイターの記事にありました。

 

2015年12月末時点で、8億1500万ドルの関連引当が既にあったので、合計で13億1500万ドルとなるようです。約1500億円ですね。これが適正なのか、それとも足りないのか、あくまでこれからの原油価格次第なのですが、原油価格がこのままでは相当に厳しいと個人的に考えています。

 

一旦、WTIの価格を確認してみます。以下の価格は1バレルと考えてください。

2008年 145ドルの高値をつける

2009年 40ドル割れ(半年で1/3以下に)

2010年 80ドル前後で推移

2011年前半~2014年半ば 80ドル~100ドルのレンジ相場

2014年後半~2015年後半 80ドルあたりから急落し、60ドル~40ドルのレンジ相場

2015年末 ~2016年2月 30ドル割れ

原油を掘削している会社にとっては改めて厳しい状況となっています。特に2015年に入ってからは、ほとんど60ドルを上回ることがなく、2010年代に入って操業しているプロジェクトは採算割ればかりだと思われます。

 

アメリカのシェールオイルやブラジルの深海油田(FPSO等)は、2015年を通じて収支は厳しいようで、各社赤字決算が続いています。特にブラジルのペトロブラスは2008年の株価は50ドルありましたが、2月に入って5ドルを割ってきています。

 

高値の10%以下とは瀕死の状態です。商業銀行各行は、これらの融資には保険等でヘッジをかけており、かつ担保もとっているので、すぐに銀行が危うくなることはないです。また、これまでは高利回りで融資していたので、儲けてきたのも事実です。

 

ただ、仮に融資先が破たんした場合、担保にとっている設備を他社(エネルギー会社)に売却することになるかと思います。その際に原油価格が戻っていないと高コストであるシェールオイルや深海油田の設備は二束三文にしかなりません。

 

個人的には、早いところ50ドル程度には戻らないと倒産が相当にでてくることになり、銀行も相当に痛むのではと思ってます。その際、先ほどのJPモルガン程度の引当で足りるのか。

 

またJPモルガンは全米でも1位、2位の銀行ですが、その他の銀行は大丈夫なのか。勿論市場はある程度織り込みにいっているのですが、どこまで影響があるかは正確にわかりません。

 

引き続き、チェサピークエナジーとペトロブラスの株価には注意を払って投資を続けたいと思います。

では良い週末を!