「ニューソブリン銘柄」への投資の流れが日本にもやってくるか 

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相場も引き続き荒れていますね。

 

2月15日、16日は短期的にある程度取り戻せたものの、個人的な主力銘柄の戻りは弱い状況です。各種セミナーに参加したり情報を集めることに精を出していましたが、やはり株式投資の先行きは少し厳しそうですね。

 

売買代金が盛り上がって来ればそれなりに、上値を追って買いやすいのですが、一度暴落を経験していることもあり、あまり積極的に投資するという相場ではありません。

 

ただしソフトバンクを筆頭に自社株買いや増配の流れもあり、外国人投資家も買いに入るタイミングがあるはずです。急激な円高には注意しつつも、15,000円台はかなり割安な株もごろごろしているのも事実です。

 

外資系証券寄付前売買動向が2月15日まで9連敗中でした。2月16日にようやく買い越しとなりましたが、以前弱い水準です。

 

日銀のマイナス金利政策の発表をうけ、日本の投資家だけではなく外国人投資家も混乱していると考えています。外国人投資家の売りがとまらない限りは不安定な相場が続きますが、これからは取捨選択が大事な個別銘柄の環境になりそうです。

 

そんな中、最近注目されている「ニューソブリン銘柄」について少しまとめてみました。

 

1.ニューソブリン銘柄とは
2.どの銘柄が日本におけるニューソブリンとなりうるか
3.まとめ 

 

1.ニューソブリン銘柄とは

ニューソブリン銘柄とは、生活必需品セクターなどの業績、時価総額が大きく売上、利益が安定した銘柄のことです。

 

倒産リスクが低いことからソブリン(国債)に近く、業績が安定していることから、新しい国債=ニューソブリンと呼ばれているようですね。

 

自己資本がしっかりとあり、債券と株式の中間の位置にあり、バフェットが好むような銘柄だと私は解釈しています。


アメリカの調査会社が名付けたようで、以下の定義のようです。

・業績が安定かつ成長している
・格付A格以上
・時価総額500億ドル以上

アメリカ株も軟調な中、フィリップモリス(PM)、P&G(PG)、コカ・コーラ(KO)などの生活必需品セクターの株は総じて堅調です。買いが集中しており、これから投資するには割高になりつつありますが、きっちり毎年利益を出している株に投資が回帰しつつあります。

 

 アメリカ株の中には、25年以上も増配を続けている会社が多数あります。さらに50年以上増配している会社も数社あり、さきほど示したP&Gも57年!!連続増配しています。

 

こういった銘柄は、ビジネスが他社より優位な立場を築いていることが多く、ソブリン(国債)ほどは安全ではないですが、一般的な株式投資より安全ということでニューソブリン銘柄としてアメリカでも注目が集まっています。

 

一方、アマゾン(AMZN)、ツイッター(TWTR)、リンクトイン(LNKD)などの期待先行で利益が出ていない株は総じて軟調な展開となっています。暴落と急騰を繰り返しており、将来性は高いかもしれませんが投資するにはタイミング的に難しい銘柄となっています。

 

2.どの銘柄が日本におけるニューソブリンとなりうるか

日本株は、外国人投資家が多く持っているため、この売りが止まるまでは買いづらいです。ただし、外国人投資家も投資先を探すのに苦労しており日本株を全部売るということはありません。 

 

そんな中、生活必需品や生活にがっちり組み込まれている銘柄、つまり日本のニューソブリンとなる会社を検討してみます。時価総額は日本の会社は小さいので、大型と呼ばれている会社にしました。

 

・ローソン
・ファミリーマート
・花王
・ユニ・チャーム
・無印良品
・JT
・伊藤園

 

このあたりですかね。コンビニは、今や子供からお年寄りまで生活するのになくてはならないですし、飽和状態といわれながら利益は高水準のままです。リーマンショックの時も当然利益を出し続けていました。

 

また海外展開の加速も考えるとコンビニは非常に良い投資先となるかもしれません。小売りの中では、一番身近な店舗でなくてはならない存在だと考えています。ちなみにタイのセブンイレブンを運営しているCPALLはずっと注目していますが株価が堅調なので、暴落したタイミングで購入予定です。ずっと監視しています。

 

花王、ユニ・チャームはバフェットも好むような生活必需品セクターです。生活関連ということでこのセクターは強いですし、花王のメリーズはアジア圏でずっと売れまくっています。中国景気が減速しても、人口は増加し続けているので業績面ではあまり心配ありません。(あくまで減速なので、増加は続くということが大事ですね。)

 

P&Gには及びませんが花王は増配を26年継続しており、2月16日現在で、PER24倍、配当利回り1.6%です。妥当な水準だと考えていますが暴落がきた際は投資したいとも考えています。

 

無印良品も今や一大ブランドで業績も好調です。なかなかの値がさ株で購入はしづらいところですね。1単元で200万円以上投資するのに必要となりますので株式分割が待たれます。PER28倍、配当利回りが1%程度と割安という水準ではないので、私は投資対象から除外しています。

 

一番狙っているのはJTです。わたしも以前はスモーカーでしたが、タバコ銘柄は基本的にパフォーマンスが固く、2016年2月16日現在の株価は4,435円です。PERも20倍、配当利回りが2.6%程度となっており、それほど割高ではありません。他の株式と比較してもなかなか強い動きを保っています。

 

JTを一番のニューソブリン銘柄として押したいと思います。

 

時価総額的には伊藤園は3,000億円ほどとなり、今回列挙した会社の中では比較的時価総額が小さい企業となりますが、伊藤園第一種優先株式(25935)への投資を少し始めました。

 

伊藤園は普通株式と優先株式がある珍しい企業です。優先株式の方が配当が高いにも関わらず議決権をもてないとのことで、普通株と比べて比較的安く購入することができます。

 

伊藤園優先株式は年間予定配当が50円。2月16日の株価1,800円で考えると配当利回り3%弱かつPERも優先株に限っては28倍と比較的安いと考えています。また株主優待(自社製品詰め合わせ)もあり、4月末の株主優待権利どりに向かって株価も上昇が見込めると考えています。

 

3.まとめ

2015年までのように相場が上向きになることは考えづらいので、個人的には株式投資は30%から40%程度までとしています。ニューソブリンのような銘柄に暴落等の発生でチャンスがあれば投資し、利益がでればすぐ撤退というような短期トレードを中心にしていきます。

 

中長期保有のセクターは、内需特に、石油が安いことから利益も好調な陸運、空運に注目しています。具体的にはJALや東部ネットワークという業績好調、負債が少なく配当も多い企業に投資をしています。相場全体がマイナス方向に進むとすべてが売られるという環境から早く切り替えて、円高、原油安にメリットがある企業が高値を更新できる相場がくればと考えています。

 

2015年はPMやP&Gにも一時期投資をしていましたが、残念ながら利食いしてしまいました。バフェットのように腰を据えた投資を続けていけるよう頑張ります!

(2月18日追記 午前8時追記)

 

「ニューソブリン銘柄」というワードは皆さん気になっているようで見ていただきありがとうございます。

 

今週のNYダウの強さ、イエレン議会証言で少し潮目が変わったと思っており、短期的に今日は突っ込むことを考えています。空売り比率もずっと高かったですしね。漸く少し買い方のターンがくることを期待しています。

 

※投資はご自身のご判断でお願いします。数値については誤っている可能性もございますのでご自身でご確認をお願いします。